長沢郁美個展「ふたつの湖、あるいは空」

木之庄企畫では12月13日より長沢郁美個展「ふたつの湖、あるいは空」を開催致します。

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長沢郁美 個展
Ikumi Nagasawa Solo Exhibition
「ふたつの湖、あるいは空 – Two lakes or perhaps the sky – 」
12月13日(金)~12月26日(木)
営業時間 12:00 – 18:00 日曜日17:00まで
休廊日 月曜日
[ふたつの湖、あるいは空 – Two lakes or perhaps the sky – Online store]

○即興芝居ミニパフォーマンス
12.22.sun 16:00- (20分程度)
出演:むらやまちあき 長沢郁美

ーー

悲しさの中のユーモア、喜びの中の切なさ、違和感の中の心地良さ。
日常の中でふとした時に感じる、静かに感情が交差するざわめきを、愛しさを込めて、主に油彩で描いています。

近作は舞台創作からのインスピレーションによるものが多くあります。子供の頃に学んだ演劇を数年前から再開し、絵画、立体、舞台と、表現への異なるアプローチを試みながら、自身の創作意識が変化してきたのを感じています。より創作に対する感覚的な衝動やひらめきを信じ、遊び心を持って気軽に実験を重ねたいと考えるようになりました。そして、自身の記憶や感覚の断片を、無意識的に立ち上がるイメージの世界に放り込み、詩的な物語を紡ぐように創作したいと思い、制作をしています。

会期中には、今春に二人芝居の舞台と本展出品の映像作品を共作した“企て屋”のむらやまちあきをゲストに、即興二人芝居のミニパフォーマンスを予定しています。
長沢郁美

略歴
長沢郁美 IKUMI NAGASAWA  Profile

1980  東京生まれ
2004  女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒業
2006  女子美術大学大学院美術研究科洋画専攻修了
2012 – 2014 中国政府奨学生として、上海師範大学美術学院油絵科に留学
2019 – 2024 女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻 非常勤講師
2024 – 女子美術大学付属高等学校・中学校 美術科教員

【個展】
2024 “そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない” Gallery G-77(京都)
2023 “A voice I once heard” にじ画廊
2023 “floating” UY art gallery (台湾)
2022 “floating” 木之庄企畫
2018 “I see me in you” 木之庄企畫
2017 “a break in the clouds” にじ画廊
2013 抱きしめてあげる office339(上海)
2010 “Flutter” The Foundry Gallery(上海)
2010 “I can fly” 東急本店8階美術画廊
2009 “I`ve got the key” NODA CONTEMPORARY(名古屋)
2008 “I hear” V-gallery(スイス、バーゼル)
2008 “本当は分かっているんでしょ”The Foundry Gallery(上海)
2007 “迷子にならないように” 武蔵野画廊
2007 “着信拒否” 西湘画廊
2007 “Shelter” 藍画廊
2006 “いつか、見た夢” arcuate(Levi`s concept shop)

【グループ展/アートフェア参加等】
2024 ONE ART Taipei (台湾)
2024 LONDON ART FAIR
2024 KOBE ART MARCHE
2024 Affordable Art Fair NYC
2024 Affordable Art Fair Battersea London
2024 Poetry in motion Gallery GRAPPE(韓国)
2024 INAS 2024(韓国)
2023 To imprint the desired demeanor onto each coming day THZ Gallery(台湾)
2023 KINOSHO KIKAKU Group Show 2023 vo.2
2023 TWINS みうらじろうギャラリー
2022 Infectious World、Gallery G-77(京都)
2022 「アーティストの夏祭り」 名古屋栄三越 arte casa
2018 Asia Contemporary Art show(香港)
2017 Young art taipei(台湾)
2016 ASYAAF (韓国、ソウル)
2016 Neko Neko Rieko
2016 KUNST ARZT(京都)、みうらじろうギャラリー(東京)
2015 デッサン展 ZEIT FOTO SALON
2015 Painting by Four ZEIT FOTO SALON
2014 アートフェア札幌
2013 アートフェアAHAF(香港)
2012 アジアギャラリーアートフェア(上海)
2010 ART HK 10 (香港)
2010 アートフェア東京
2010 アジアトップギャラリーホテルアートフェア (香港)
2010 “Face” -Group Exhibition of Korean,Chinese,
2010 Japanese Contemporary Art- 韓国領事館(上海)
2010 “Haven`t You Heard ?” Contemporary by Angela Li (香港)
2010 “Animamix Biennial”
2010 Moca (上海)、Today Art Museum(北京)、 広東美術館(広東)
2009 東京コンテンポラリーアートフェア
2009 Beijing International Contemporary Art Hotel Fair (北京)
2009 101東京 コンテンポラリーアートフェア
2009 “The Youth Sale Store”,M50 Creative Space(上海)
2009 ヤングコンテンポラリー特集  松坂屋本店(名古屋)
2009 8,888 Group Show Andrew James Art (上海)
2008 “If You’re Happy, Clap Your Hands” Andrew James Art(上海)
2008 Art Shanghai (上海)
2008 HANG ZHOU ART FAIR (杭州)
2008 Art Here Now展 -SCENE2- Shonandai MY Gallery
2007 二人展“Switching Channels” OFFICE(R)
2007 SIGG+MOGRA 表参道ヒルズ
2007 二人展“私-private-” 雅巣画廊(上海)
2007 Art Shanghai (上海)
2006 修了制作展 銀座ギャラリー青羅
2005 OPEN THE DOOR   銀座ギャラリー青羅
2005 JUFA exhibition art Space Hue(ソウル)

【受賞・その他】
2015 女子美制作・研究奨励賞受賞
2015 上海留学生美術賞 一等賞受賞
2012 野村財団 美術部門個人助成
2008 シェル美術賞入選
2007 VISUAL ART AWARD(最優秀賞受賞)
2007 上野の森美術館大賞展入選
2007 女流画家協会展入選
2006 女流画家協会展入選
2005 女流画家協会展入選(賞候補)
2005 神奈川県美術展入選
2005 財団法人 守谷育英会美術奨学生(推薦賞)
2004 女子美術大学 学部卒業制作 優秀作品賞受賞
2004 神奈川県美術展入選
2002 上野の森美術館大賞展入選

【その他の活動/仕事歴】
2014 上海、成都Lane Crawfordにて店舗内アートワーク制作
2013 上海森ビルにてワークショップ開催
2013 花園飯店にて子供向けワークショップ開催 (上海)
2012 チャリティライブドローイングイベント開催(上海)
2010 上海889PLAZAにてワークショップ開催
2007 雑誌マリークレール挿絵制作

グループ展「あの星の名前」

2024年11月16日(土)より木之庄企畫ではグループ展「あの星の名前」が開催されます。
11月に入ると、日の入りの時刻も早くなり、夜の長さが感じられるようになりました。今回の展覧会では各作家が星や星空をテーマにした作品をこの機会に是非ご高覧下さい。

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グループ展「あの星の名前」
出展作家
MANABU KISHIMOTO・金森満理奈・筒井文那・豊澤めぐみ
11月16日(土)~11月29日(金)
営業時間 12時~18時
休廊日 日曜日、月曜日
「あの星の名前」Online Store

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MANABU KISHIMOTO

美術家 / Artist
1990年 大阪南河内郡生まれ、東京都在住
立教大学 現代心理学部 映像身体学科 卒業

MANABU KISHIMOTOは何層にも重ねた絵の具を削ることでカテゴライズへの問いかけと純粋な人間を描いている。
人種、ジェンダー、国籍、外見は人間を構成する要素の一つであるが、それは部分的なものでしかない。
2000年以降のSNSを取り巻く社会は人間をカテゴライズし簡略化することで理解の効率化を図ってきた。
しかし、人間というものは偶発性とカテゴライズできないグラデーションの上に成り立っている。

彼の作品は日本の伝統工芸である漆塗りの「研ぎ出し」という技法を用い制作される。
何層にも塗り重ねたアクリル絵具を水研ぎすることによって表面の絵の具が削り取られ、下から幾層にも色彩が重なりあった形跡が浮かび上がってくる。
日本の伝統的な技法を使い、塗り重ねた絵具を削り、取り去っていく行為を通して彼はカテゴライズを取り払い、全ての外的要素を削ぎ落とした本質的な「ポジティブな人間」を描いている。

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金森 満理奈 Marina Kanamori
画家
1989 岐阜県 岐阜市生まれ 現在 山県市在住
2014 京都造形芸術大学大学院 芸術表現専攻 ペインティング領域 修了
油彩やアクリルで描いた少女像の上に蝋の半透明の層を重ねる手法を用い、個人のなかにしかない特別なイメージを喚起させる像(ICON)を描くことを画業の目標としている。

「ICON」というテーマで絵を描き続けています。
「ICON」には 1偶像 2象徴 3アイコン 4イコン(聖像) という意味を持たせています。
世界中に溢れる画像のなかに、キラキラと輝くもの、言語化できない古い記憶、そういったきわめて個人的なイメージを見つけることがあると思います。私はそういった個人の中にしかない特別なイメージを喚起させる絵画「I C O N」を描きたいと願っています。
アクリル、油彩で少女、女性像を描いた後、その上にガラスの欠片や半透明の層を重ね、描いた像を見えづらくしていきます。不可視な部分や欠損が「I C O N」に近づけてくれると思っています。

個展
2023 PINK&BLUE(フランス料理レストランEau et sel・岐阜)
2023 個展 ICON2 (ギャラリーいまじん・岐阜)
2021 個展「アーティストの物語 金森満理奈」(5/R Hall&Gallery・愛知)
2019 個展 ICONs (ギャラリーいまじん・岐阜)
2016 個展 (The Terminal KYOTO・京都)

グループ展
2024 Clear (名古屋三越アルテカーサ・愛知)
2024 10imagines (みんなの森ぎふメディアコスモス・岐阜)
2024 FRAGILE (みうらじろうギャラリー・東京)
2024 山県市ゆかりの作家展-ふるさとに育まれた芸術の光-(山県市美術館・岐阜)
2022 アーティストの夏祭り(名古屋三越アルテカーサ・愛知)
2022 サマーアートフェスティバル(名古屋三越・愛知)
2021 #ハッシュタグ 金森満理奈 帆刈晴日 (5/R Hall&Gallery・愛知)
2021 Art Fair The Terminal(The Terminal Kyoto・京都)
2020 わたしが描くシンデレラ姫展(ギャラリー小川・熊本)
2019 Art Caree~ 浅野絵理金森満理奈二人展for my rest (フランス料理レストランEau et sel・岐阜)
2019 ornament展(Gallery K I N G Y O・東京)
2019 5/C -Five Colors 2019- (5/R Hall&Gallery・愛知)
2019 春の音—雨・土・光・風— (CHACHA-NOTE 水の音・岐阜)
2018 ワンダーシード2018 (トーキョーアーツアンドスペース本郷・東京)
2017 ワンダーシード2017 (トーキョーアーツアンドスペース本郷・東京)
2014 セマンティックポートレイト2(Oギャラリーeyes・大阪)
2014 Brushes & Smudges (YOD Gallery・大阪 )
他多数

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筒井文那 Fumina Tsutsui

1992年生まれ、静岡在住
作品ごとに悲しくも暖かい小さな物語を作り、生と死、記憶、存在について描く。
行き止まりの世界のどこかで生きていたはずの彼らの存在を守るため、
また私の記憶の中で大切なもの、永遠にしたいもの、それらの記録媒体が私の作品である。
物語の彼らと私の思い出が、自分が死んでしまったとしてもこの世に化石のようにいつまでも残ることを望んでいる。

Solo Exhibition
2022 ゆりかご /gallery hydrangea,Tokyo
2023 永遠のおとしもの /aL Base,Tokyo
2024 思い出つぎはぎ穴あきのきみ /NODACONTEMPORARY,Nagoya
2024 薄膜より透明な気配 /aL Base,Tokyo

Group Exhibition
2022
Strawberry picking /Gallery ato,Osaka
Drawing Exhibition /marienkafer,Tokyo
ASHIMOTO NI YURAGU /Kyoto Botanical Gardens,Kyoto
FLAG/aterier Sangatsu,Osaka
2023
Portrait of zero /atelier 眞空,Osaka
A4 WALL MATSUYA GINZA /A4Gallery,Tokyo
KITAKAZE /MAISON OZMEN,France
ME BEFORE YOU /Gallery Daisy,Korea
StarT. /aLBase,Tokyo
Makuramoto ni shizumu kuni /marienkafer,Tokyo
Little Wish/STARBRIDGE TEA,MOTTO ART/Tokyo

Art Fair
2022 OneOffs International
2022 TIAF JEJU Art Fair
2023 ART TAINAN
2023 ART TAICHUN
2023ASYAAF
2023 Kiaf SEOUL2023
2024 ONE ART TAIPEI2024
2024 ART FAIR TOKYO2024
2024 Mango Art Festival2024

2024
日本藝術畫展/A4gallery,Taiwan
mini◯/Sansiao Gallery,Hongkong
KUKANSAITEN/aL Base,Tokyo
mini◯/Sansiao Gallery,Tokyo
Utsuro na gunzou/Tsutaya Book Store,Tokyo
Forest fairies/STARBRIDGE TEA,MOTTO ART/Tokyo
常の夜、只の夜/marienkafer,Tokyo

イラスト

豊澤めぐみ Megumi Toyosawa

東京都出身
2人の少女をモチーフに、主に平面作品を制作しています。
同じ姿をした作中の少女達は「夢の中でだけ出会えるともだち」をイメージした人物像です。
夢の中の登場人物は自身の投影や意識を反映していることから、彼女達は無意識の二面性であり、
自身の対照的な側面を受け入れること、自尊心や自己愛が制作題材です。
東京を拠点に活動し、近年は関西や国外でもアートフェア、グループ展などに参加しています。

主なグループ展
2024 MINI○展/SANSIAO GALLERY MASATAKA CONTEMPORARY,東京
2024 MINI○Exhibition/SANSIAO GALLERY HONGKONG,香港
2023 -新鋭作家展-GINZA Tranquille!vol.3/Artglorieux GALLERY,東京
2023 UNKNOWNASIA 2023/グランフロント大阪,大阪
2023 Independent Tokyo/東京ポートシティ竹芝,東京
2023 银装素裹-日本艺术家联展-/BEIJING798,北京
2023 -絵肌研究室-neo.マチエール展/大丸東京店,東京
2023 A4gallery Taipei 1st anniversary/A4 Gallery Taipei,台北
2023 A4WALL MATSUYA GINZA/松屋銀座,東京
2022 -新鋭作家展-GINZA Tranquille!vol.2/Artglorieux GALLERY,東京
2022 Independent Tokyo/東京ポートシティ竹芝,東京