谷口ナツコ個展「日常の極楽」

木之庄企畫では2024年3月8日(金)より谷口ナツコ個展「日常の極楽」を開催致します。皆様、どうぞご高覧のほどよろしくお願い申し上げます。

谷口ナツコ個展「日常の極楽」
2024年3月8日(金)~21日(木)
営業時間 午前11時~午後6時
休廊日 月曜日

taniguchi

近くや遠くの その辺の景色とか
庭の植物や畑の花々とか
足元の土とか草とか雪とか
小さな生き物たちやその亡骸とか
たまには 傍の誰かの言葉とか
日々の生活の中の ああ美しいなあと思うものたちの
そのそれぞれの その時々の
「美しい」を集めては わたしの手でもういちど
かたちにして 色に変え 影をつくり光をつくり
日々そうやって描いていたら
目の前に現れてきた この美しい眺め
これは極楽 遊びにおいで

濱田むぎ個展「夜ならあなたの顔がよく見える」

木之庄企畫では2024年2月16日(金)より濱田むぎ個展「夜ならあなたの顔がよく見える」を開催致します。皆様、どうぞご高覧のほどよろしくお願い申し上げます。

濱田むぎ個展「夜ならあなたの顔がよく見える」
2024年2月16日(金)~29日(木)
営業時間 午前11時~午後6時
休廊日 月曜日

ドラゴンヘッド ドラゴンテイル
「ドラゴンヘッド ドラゴンテイル」 キャンバスに油彩 91.0×120.0cm 2024年

個展「夜ならあなたの顔がよく⾒える」
作家ステートメント
いつも⼀つの物語を軸に絵を描いています。その中の⼀場⾯を切り取って絵にしたり、いくつもの場⾯の寄せ集めを変形パネルに描き起こしたりしてきましたが、今回の個展にあたって、今⼀度⾃分の中のキャラクターの物語を細分化していくことにしました。それまで主⼈公である少⼥、アリーシュカを主にメインに扱ってきました。そこから数年かけて、⾃分の中でその周りの⼈物たちについても少しずつ咀嚼できるようになったため、制作に反映させることにしました。

SNSを⾒ていると、あまりに多くの⽅向に⾔葉が⾶び交っています。それらはあまりに感情として⽣々しいため気疲れしてしまうことが多いです。しかし怒っている⼈も悲しんでいる⼈も、私のキャラクターの感情の核を形成するのに⼤切な存在であり、デフォルメすることで愛おしく感じられることもあります。私はキャラクターを⼼に住まわせることで⽇常の喧騒を⽔割りのようにして⽣活しているのかもしれません。

タイトルは、夜の⻑い世界で⽣活していたアリーシュカがひょんなことから昼と夜が半々の世界に⾶ばされてしまい、陽の光が明るすぎて何も⾒えない、でも夜なら⽬がきくという設定からこのようになりました。キャラクター越しに世界をみている私にとって、彼らは静かな夜のような存在のように感じます。

【濱⽥むぎ】
1999年 埼⽟県⽣まれ
2019年 武蔵野美術⼤学 造形学部油絵学科油絵専攻 ⼊学
2023年 同⼤学 卒業

魔法使いという設定の架空の少⼥と、その周りの⼈物や環境をテーマに制作する。⾃⾝の何気ない体験を架空の世界のモチーフに反映させていくのと同時に、物質としての絵画の追求を⾏い、創作されたキャラクターの新しい在り⽅を模索している。最近は変形パネルを⽤いて制作している。

主なグループ展
2021年
・「199X10」shuuue、東京
・「お泊まり会」⽬⿊rusu、東京
2022年
・「Shirokane Fabruary」 Art Gallery Shirokane 6c、東京
・「MINI◯展」SANSIAO GALLERY、東京
・「EXODUS」 K11MUSEA GALLERY ASCEND、⾹港
・Comtemporary Tokyo グループ展、東京
・「Kotohajime」 ⽴川『』、東京
2023年
・「MINI◯展」SANSIAO GALLERY、東京
・「KINOSHO KIKAKU Group Show 2023 vo.2」⽊之庄企畫、東京
・「疎通」HELLO GALLERY TOKYO、東京
・「第七回京と家アートプロジェクト」 京と家輝庭North、京都
・「199×12 ふゆやすみ」公開制作 Gallery Yukihira、東京

個展
2022年
・「地下室から星を眺めて」LIGHT HOUSE GALLERY 、東京
2023年
・「みちみちの箱庭」
Art Gallery Shirokane6c、東京

卒業制作
・「2022年度 武蔵野美術⼤学 卒業・修了制作展」 武蔵野美術⼤学鷹の台キャンパス、東京
・「令和4年度 第46回 東京五美術⼤学連合卒業・修了制作展」 国⽴新美術館、東京