H.K Eichi Kei

Works

Statement

制作について

「21g」ある研究者が魂の重さと称した数字である。

魂に重さがあるのかどうか、私は実感することは出来ないが、身体を動かす意志と感情の力や考える力は魂と感じることは出来る。

私は日々の生活の中で生きていることに滑稽に感じることがよくある。なにかに没頭したり夢中になればなるほどやっていることへの疑問が湧き上がってくる。映画を観たり、小説を読んだりゲームをしたりの娯楽は当然のこと、食事や性行為などの欲求にも、なぜこんなことをしているのかと思い不思議な気持ちになる。もちろん絵を描いているときも常に大きな疑問を感じずにはいられない、なぜこんな絵を描いているのかとよく思っているのだ。そして疑問を感じるたびに、描いている意味を考えずにはいられない。そして思考は堂々巡りをして、結局描くという結果を得ようとする。自分作品は、その思考や疑問で混沌とした自分の意識が剥がれ落ちないようにもがいた結果としてもの「塊」のような感じがしてならない。絵を描く結果は、日々の生活に感じていることの代弁なのかもしれない。

作品を制作するにあたり最も大切にしていることは、「より多くのイメージを出来るだけ確定せずに表現する」ことである。視覚的に描いているモノは解りやすくし、表現していることは曖昧でハッキリしたくない。何を表現しているのかと聞かれると、正直返答に困ってしまう。私は明確に答えることが出来ない。

花と人の構成はより風景画のような感覚が得られることが出来ると感じている。人物を風景化することで人を特定せず、漠然とした形として表現出来ると思う。そして日本の絵画の特徴である独特の間と空間による構成が、より生と死の間の張り付いた魂を表現出来るのではないかと思っている。花は時間の経過を感じることが出来、生者と死者のどちらにも手向ける存在だ、花は人のイメージを増幅させるアイテムだと思っている。今の自分の興味がこのモチーフ選択になっていると思う。

今後、自分作品ががどのように思考し変わっていくだろうか予測はできないが、自分の意識を身体に実感させていくための行為は変わらないだろうと思う。

Personal History

武蔵野美術大学卒業

個展
2015「Container of the Ghost」木之庄企畫/東京
2011 木之庄企畫 + Gallery156/東京
2010 「それぞれの他者2010」ギャラリイK/東京
2010 木之庄企畫 + Gallery156/東京
2009 木之庄企畫/東京
2008 ギャラリイK/東京
2007 ギャラリイK/東京
2006 ギャラリイK/東京
2005 フタバ画廊/東京

グループ展
2015  「美夢」Butchart International Contemporary Art Space/台北
2014 「Colorful」634展示室 /東京
2014 「Reborn」木之庄企畫 /東京
2012 Butchart International Contemporary Art Space/台北
2011 Asia Hotel Art Fair 2011 ソウル/ソウル
2011 アートフェア京都/京都
2011 ヤングアート台北/台北
2011「Resonance Effect」木之庄企畫 + Gallery156/東京
2010 GEISAITAIWAN#2 台湾台北市華山創意文化園區/台北
2010 アートフェア京都/京都
2010 「ふみえ」ギャラリイK/東京
2009 東京コンテンポラリーアートフェア/東京
2008  Asia Hotel Art Fair 2008
2008 新世代への視点小品展 2008/東京

受賞歴
ホルベインスカラシップ 奨励賞